公的年金の財政

今年もあとわずかとなってきました。今更ですが、FP相談を受けていると皆さんが漠然と不安に思ってらっしゃるのは「国の公的年金は大丈夫だろうか? 本当にもらえるのだろうか?」とおっしゃいます。これだけ高齢化となって受給している人口が増えているので不安になるもの無理はありません。

今年2024年7月3日、厚生労働省は公的根人の財政見通しである「財政検証」の結果を公表しました。

これは5年に一度行われるものですが、5年前より改善してきています。その根拠は大きく2点あります。

1点目は、公的年金の財源は保険料と積立金がありますが5年の間に両方とも好材料がありました。積立金の運用が国際分散投資により株高と円安効果で増えたこと、保険料も納める被保険者が258万人も多くなり保険料収入も上振れしたこともあります。

2点目はマクロ経済スライド制導入により所得代替率が改善されるようになったこと。

将来のライフプランを立てる上で、老後資金の中心はやはり公的年金になるので今後も積立金運用に関しては

期待したい。