資産形成にかかる税制改正2020
人生100年時代には安定的な長期目線での資産形成が不可欠です。それを支援する為、少額からの積立・分散投資促進を目指してNISA、つみたてNISAの制度が見直されました。
まず、一般NISAの方は年間120万まで非課税期間5年間という現行制度がわかりやすく言うと、2階建て方式になります。1階は年間20万非課税期間5年間、2階建て部分が年間102万円非課税期間5年間となって新規口座開設も2028年まで延長されることになりました。目的としては、年間20万までの方は安定的な資産形成、年間102万の方は成長資金の供給拡大として長期保有の株主育成が目的で投資できる対象は上場株式のみになり、今までのNISA口座を開設していた人でも2階建て部分のみを利用することが可能になるようです。
積み立てNISAの方は制度概要は変更はなく年間40万を上限に20年間で投資信託への分配金や譲渡益が非課税となり新規口座開設は5年間延長され2042年までとなります。積立NISAのほうは、定額かつ継続的な方法で投資できる株式投資信託なのでまた銘柄構成について一般NISAとは違う目的になるだろう。
ジュニアNISAは利用実勢が乏しいことから2023年までで口座開設は終了となります。
いずれにしても、今後現役世代の公的年金について物価上昇を加味すると目減りすることは想定されるので幾つかの方法で
長期の資産形成をしていく必要があります。そんな時、金融機関に相談するだけでなく、我々中立立場のFPに相談されることをお勧めします。