最新の住宅ローン金利動向

 住宅ローンアドバイザーとして、定期的に最新の日銀による金利政策と金利動向をチェックしている。ご相談者の多くが質問する「今後の金利動向は?ずっと低金利のままなのか?」であるが正直将来の確固たる見通しはわからない。

日銀の金利政策で発表されているのは、長期金利については、10年物国債金利が0%で推移するよう上限を設けずに買い入れを行うというもの。経済・物価情勢に応じてある程度上下するとしている。短期金利については、日銀当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%

マイナス金利を適用するとしている。

変動金利で最安は0.38%、10年固定でも最安は0.45%もあることから、現在は本当に住宅ローンを組む方にとっては有利な状況が続いている。ただ30年~35年という長いスパンでみると金利というのは変動がつきものなのでおおざっぱでもライフプラン・返済計画が必要である。

金利と同様、不動産価格もチェックするが未曾有の金融緩和によって不動産価格はむしろ条件がいい所が上昇して高止まりしているように感じる。金利が低いので一見借入額がおおくても返済可能と計算されがちであるが借入額にかんしては必ず金利上昇した後のシミュレーションもするべきだろう。