老後資金2000万問題

麻生大臣が受け取る受け取らないで連日テレビで報道されている「老後資金2000万足りない」問題ですが、我々FPから言わせると「今さら」と思わざるを得ない。そもそも金融審議会　市場ワーキンググループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」は、老後資金や年金などがテーマではなく、今後日本の人口減少・超高齢化による人口構造の変化のなかで国民がいかに資産を形成し管理していくかを話し合うグループでそのための金融サービスはどうあるべきかを議論した報告書でした。

ですが、結果として老後資金2000万足りない、年金では生活できない報告書のように取り上げられてしまったようです。どちらかというと国がイデコや積立NISAを普及させたい意図の方が強いと思うのですが…。金融庁HPにこの報告書も様々な取り組みが情報開示されています。我々FPとしても日々お客様と向き合う中で、将来資金については皆関心はあります。ただ何をどういつどうやってはじめたいかを考えている方は少ないと感じます。