広がるコロナの脅威で金融危機へ

連日コロナのニュースにまだまだ気が抜けない日々である。歴史的な2020年この新型コロナウイルスが経済危機~金融危機に移行してしまうかどうか瀬戸際なのである。

トヨタ会長の「こんなにも世の中が変わるものなのか?」の発言通り日々経済環境を見ている身として全く同じ感想。3月19日現在世界の感染者は22万2642人で死者は9115人。どこまで広がるかまだ未知であるがもしまだ終息に向かわずオリンピックが延期などになってしまった場合、日本のGDPは約7兆円が失われる。訪日客は-58%で観光・サービス・飲食など様々な業種が大打撃をうけるだろう。19日はまさに市場も株安・債券安・円安とトリプル安であった。米国相場も大変な下落になっているが、もっとも注目すべきは原油相場でWTIは28ドル台までさがっており今後OPECでの減産などのニュースが注目である。

このまま原油相場が下落した場合、アメリカのシェールガス市場が崩れ、ジャンク債などで資金調達していたものがデフォルトになり金融危機に移行しかねない。いやもうしているかもしれないが…

この「原油クラッシュ」が本格的になってしまえばリーマンショックを超えてしまうかもしれない。