日銀の指値オペが何を意味する?

いつでもそうなのだが、相場の最重要項目は金利である。株や商品・不動産・住宅ローンも金利がすべてを

決めるといっても過言ではないと思っている。

日銀は3/31までに国債を指定した利回りで制限なく買い入れる「連続指値オペ」と呼ばれる措置を行ったと

発表されている。

期間中、国債を大量に買い入れることによって長期金利の低下につなげた形になった。

これによって長期金利の上昇は抑えられ一時0.21%に低下しました。

米国が利上げの金融政策をとっているのに、日本は指値オペで緩和政策。だから円安が進む。

これは原材料や輸入物価の上昇にもつながり企業物価が上昇し価格転嫁がすすむ。それらが

4月からさまざまな商品の値上げになっている。

本来「良い物価上昇」であれば、国内景気がよくなって需要拡大による物価上昇であればいいのだが

「悪い物価上昇」は輸入品物価上昇によるもので国内で供給できない理由からも円安が影響を大きくする。

日本の給与水準が同じように上昇すればいいのだが中々ベースアップしていかないし社会保障が相当重荷に

なっている。

こういった物価上昇の家計の影響も考慮して住宅ローンも試算する必要があるだろう。