低解約返戻金型保険とは?
先日、外貨建ての低解約返戻金型終身保険に加入しているお客様から問い合わせがあった。
「この所円安になって、加入時より為替差益がでると思うんだけど解約した方がいいの?」との質問でした。
答えは「ノーです。払込期間中は解約返戻金が少なくなることから、円安になっても外貨ベースの解約返戻金がそこまで増えてないので円換算したときにはそれほどメリットがありません。ですので払込期間を終えて解約返戻金が上がったタイミングでの為替をチェックしてください」とお答えした。
低解約返戻金型終身保険とは、通常の終身保険よりも払込期間中の解約返戻金を低く抑える(約70%程度)ことによって通常より保険料が低く抑えられるという特徴がある。
払込満了を過ぎると解約返戻金が上昇し、100%以上に跳ね上がって、払込保険料の総額を上回る仕組みになっている。
この保険の仕組みをまとめると、払込期間中の保険料が低く抑えられ一定の保険金をつけることができる。また払込期間を終えると解約返戻金がアップする。この2つのメリットがある一方、払込期間中は解約もしくは見直しなどはしづらい。
近年は、教育資金準備としてもこのタイプで準備する方も増えている。円建の学資保険などが利率が見込めない中
外貨建の高い積立利率も魅力の一つであるが、ライフプランと仕組みを理解して加入することが重要である。
確かに、ここの所米ドル型も金利が上昇しているので長期的は資金準備には選択肢の一つだと思う。