投資用不動産担保ローン
11月16日付の日本経済新聞に「投資用不動産向け融資 減速」という
記事が出ておりました。
一連のスルガ銀行の問題を受けて、地方銀行による融資が減速する見通し
との事です。
そもそも、投資用マンションなどの融資はメガバンクは消極的で
区分所有に関しては難しく、アパートローンなどの一棟マンションに関しても
非常に厳しい審査があります。
それはオーナーの返済計画を守る為でもあり、サラリーマン不動産運用をシビアに
見ている証拠でもあります。
審査の条件として基本的に
①自己資金 ②個人の属性 ③物件の評価
などがありますが、余程自己資金があるか、空室リスクが限りなく低い好立地
であるか、高年収かなどが条件になっています。
色々な物件をこれまで見てきましたが、新築などは価格が高くそもそも物件価格が高い
➡借入金が多くなる➡金利負担が多い➡管理費などの
経費を払ったら手元に残る家賃収入はわずかです。
金利分を給与所得にかかる税金を取り戻す節税になると言われていますがこれは
あくまで給与所得で税金を沢山はらっている場合。
いずれにしても、投資用不動産で運用する場合、色々なパターンでキャッシュフローを
作成して返済計画を練る必要があるでしょう。
本来の自宅の住宅ローンや生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。